「神さまの島」沖縄・久高島に行ってきました。
手つかずの自然のままの久高島は爽やかな風が吹き抜け、空気もきれいでとても気持ちよかったです。心から癒されました。行ってよかった。
ここでは久高島へ高速船で渡る様子やレンタルサイクルを借りて島めぐりをした様子を紹介しています。
久高島に行く際の参考になれば幸いです。
安座間漁港から高速船で徳仁港へ(時化ててすごい揺れた)
久高島へは那覇から南へ26㎞ほど、約40分かかる安座間(あざま)漁港からフェリーまたは高速船で久高島の徳仁港へ渡ります。
この日はとても風が強くてフェリーは運休、高速船のみが運行されていました。
こちらが安座間漁港のフェリー乗り場。広めの待合室があります。レンタカーを停める駐車場もあります。
入り口のすぐそばに乗船券売り場があります。片道おとな700円でした。
お手洗い、ロッカーがあります。荷物が多いときはココに預けていくと、久高島で身軽で動けます。
奥の方にはこじんまりとしたお土産屋さんがあります。久高島の特産物も購入できます。
もちろんですがお手洗いもあります。出船の時間まで港を見たり、釣り人を眺めたりのんびり過ごしました。
高速船へ乗船!不思議なことが…
時間になったらフェリー乗り場へGO!乗る前に乗船券を係りの方に渡し、半分もぎってもらいます。
ここですごーく気になることが勃発!
乗船券を受け取った係りの方が半券を返すときに、私に向かってボソッと
「ようこんな日に行くねぇ~」
と言ったのです。
!??え??どゆこと??
ただでさえ神さまの島に行くのに緊張しているのに、この一言。しかも私にだけです。前後の人には言っていませんでした。もうビビりMAXです。
船でなんかあるの??もしかして事故っちゃう!?ドキドキが止まりません(汗)後ろで聞いていた友達も「なんかあるの??」と震えあがっていました。
気を取り直して席に座り、しゅっぱーつ!と船が走り出したのはいいのですが…
すんごい揺れる!動画の通り、窓に波がバッシャンバッシャン打ち付け、体は上下左右にぐらんぐらん・・・
▼揺れまくる高速船
係りの方の言葉が頭をよぎります。「ようこんな日に・・・」ひぃぃぃぃぃ~!
久高島まではたったの15分ですが最初の方は生きた心地がしなかったです。アタマの中にはひっくり返った船と共に海の底へ沈んで行く自分の姿…私は久高島に呼ばれていなかったのか…
なんてことをぐるぐる考えている内に波が穏やかになり、窓の外にはあり得ないほど美しいエメラルドグリーンの水面が!
▼久高島に近づき揺れが収まると何とも美しい海が
助かったーーーー♡この時点で神さまに守られたような気になっていたのでした。
(地元の人には平常運転の揺れだったのかもしれませんが笑)
久高島でレンタルサイクルを借りる
どきどきなお言葉をいただき、緊張しまくりでしたが無事に徳仁港に着くことが出来ました。
徳仁港からは歩いて1分ほどのところにレンタルサイクル屋さんが数件ありました。
私たちは一番て前の「パーラーさばに」で借りることに。2時間コース、4時間コースなどあり、今回は2時間コース700円で借りました。
なかなか年季の入った懐かしい感じの自転車が並んでいます。
お店でいただいた地図を片手にレッツゴー。とりあえず島一周を目指して、東の海岸側から回ることにしました。
久高島内の道は未舗装のところも多いですが、舗装もされていて、中々快適なサイクリングが楽しめます。(でも舗装していない道はゴツゴツしているのでお尻が痛くなりましたw)要所要所に看板が立ててあり、その都度自転車を止めて探索タイム。
手つかずのビーチは本当にゴミひとつなく、自然のままの姿に感動です。
(ここ久高島は海岸も神聖な場所とされ、ビーチから水の中に入るのは禁止されています。唯一、メーギ浜というところだけ遊泳が許されているそうです。)
水に触れることはできないので、遠目に見て、また次のスポットへ。10月の気候は暑すぎず、寒くもなく、とにかく気持ちよかったです。
行くなら10月はおすすめ!!
爽やかな風を感じながら、一番先端のハビャーン(カーベル岬)までセッセと自転車を漕いでいきました。
途中こんな神秘的な木に逢えました。その迫力に言葉を失い、長い年月この土地で成長を続ける大木を無言で見上げる事しかできなかったです。
ハビャーンの海は透明度が高く、ものすごくきれいでした。眺めも良く、ずっと座っていたい気持ちの良い聖地です。
ここは「神聖な場所」とハッキリと明記されており、当然ここも水の中へは絶対に入れません。
自転車で一周2時間では足りない
さて、ハビャーンに着くまで東海岸へちょくちょく寄り道していましたが、この時点でもう1時間経っていました。まだ島の半分しか見ていません。しかも御嶽と拝殿は反対側です(汗)
やばーい!全部見れないじゃん!ってことで速度を上げ、島の西側を目指します。
次の観光スポットは「ロマンスロード東屋」です。地図を見ながらご漕ぎ進んでいくと目の前に現れたのはこの景色!
一瞬息を飲む、とはこのことでしょうか。あまりの美しさに瞬きもできないくらいでした。
ここには琉球瓦の東屋が建っていてまさに映えスポット。コバルトブルーの海と真っ青な空、そして鮮やかな赤オレンジの琉球瓦のコントラストは写真で映えまくります。
久高島には食堂がありますが、お弁当を持ってここでランチするのも最高だなと思いました。
さて、ロマンスロードに着いた時点で、時間は1時間40分経過。あと20分で自転車を返さなくてはいけません。
西側にはクボー御嶽やメーギ浜、久高漁港などを見たかったのですが、復路の高速船の都合上、返らないわけにはいきません。
島の中央の道路をパーサーさばにめがけて一気に走ります。
途中、集落へ迷い込みました。沖縄らしい民家が立ち並び、雰囲気ばっちりです。昔ながらの沖縄の風景は、なぜだか心がとても落ち着きます。
ピッタリ2時間でパーラーさばにに帰ってきました。帰りは急いだので汗びっしょりになりました。
でも休息所の日陰の下で爽やかな風に吹かれながらのんびりネコちゃんたちを見てたら、そんなことも気にならず、清々しい気持ちで久高島をあとにすることが出来ました。
久高島は呼ばれた人だけが行ける?
▲久高島のネコ
神さまの島久高島はスピリチュアルスポットとかパワースポットと呼ばれていて、「呼ばれた人だけが行ける」なんて言われていますよね。
本当かどうかは知る由もありませんが、実は私はこの日ではなく次の日に行こうと予定していました。でもふと、やっぱり水曜日でいいかな、と思い直し、友人に聞いたところOKだったのでこの日に行く事になりました。
当日は風が強かったのですが、行く予定にしていた次の日はもっと風が強くフェリーは欠航していたので、日程を前倒しにしたのはやっぱり何か感じるものがあったのかな、と思います。
島の中では特に何か感じるということはなかったです。とにかく、ひたすら風が気持ちよかったです。あんなに「気持ちいい~!」を連発したことはないので、しみじみ行ってよかったと感じています。
それにしても、船の係りの方(後で分かったけど船長さんだったw)が言った「こんな日によく行くねぇ」って何だったのかが未だに気になっています。
2時間ではすべてを見ることが出来なかったので、次回は泊りで行って隅々で見て回りたいと思います。
那覇から久高島への行き方
那覇から久高島までの行き方を紹介します。
1.レンタカーを利用する場合:
距離: 那覇空港から安座間漁港までの距離は約26km
所要時間: 車での所要時間は約40~50分くらい(交通量や道路状況により変動あり)
安座間港に無料の駐車場あり。
2.バスを利用する場合:
東陽バスが安座間漁港近くまで出ています。
バス:那覇バスターミナル 【東陽バス[338]斎場御嶽線】「あざまサンサンビーチ入口」下車、徒歩3分
所要時間: 那覇市内から安座間漁港までのバスの所要時間は約1時間ほどかかります。(交通量や道路状況により変動あり)
料金: 790円(2023年12月調べ)
時刻表 https://toyo-bus.com/time_table/
バスのことなら 沖縄バスナビ が便利です。
3.タクシーを利用する場合:
距離: 那覇空港→安座間漁港までの距離は約26km
所要時間: 約55分(交通量や道路状況により変動あり)
料金: タクシーの運賃の計算表によると約 5,880 円(2023年12月調べ)
※有料道路料金約0円を含む
深夜割増料金(22:00〜翌5:00)
2人乗車 約2,940円/人・ 3人乗車 約1,960円/人 ・4人乗車 約1,470円/人
所要時間 約52分
久高島までのフェリー・高速船情報
久高島フェリー定期航路 (定期船)久高海運
高速船 (所要時間 約15分)
大人 片道 770円 往復 1480円
小人 片道 390円 往復 750円
*小人は小学生まで。小学生未満の児童については保護者1人につき1人は無料。保護者の数を上回る児童につきましてはその人数分の小児運賃を頂きます。中学生以上は大人料金です。
フェリー (所要時間 約25分)
大人 片道 680円 往復 1300円
小人 片道 340円 往復 650円
*追加料金(高速料金)
フェリーくだかⅢの往復切符を購入された方で復路(帰り)の便を高速船にしたい方は高速船とフェリーの運賃の差額90円を高速料金として追加申し受けます。
船の当日の運行状況は毎日X(旧Twitter)で更新されています。ありがたいですね^^