こんにちは!シスコモです。
今回のドライブ先は沖縄中部・恩納村にある知る人ぞ知るダイビングスポット「アポガマ」です。
「アポガマ」は、恋人たちが逢瀬の約束(約束=英語でアポイントメント)をしたガマ(=自然洞窟)という意味の名前のロマンチックな岩場のビーチ。
その名前の意味を裏付けるように洞窟のそばにはカップルの足がすっぽり入るハートのくぼみがあり、ひそかな恋人の聖地として存在しています。
そんなシークレットスポット「アポガマ」を写真たっぷりでご紹介!行き方も掲載しているので旅の計画の参考にしてくださいね。
アポガマの行き方
アポガマは恩納村の有名観光地・万座毛のすぐ南に位置しています。主要道路に案内の看板は無く、細い農道を通ってたどり着きます。(車は通れる幅なのでご安心を。)
那覇空港からの車での所要時間は、(渋滞がない時間帯で)高速道路を使って約55分、一般道路を使って約1時間10分ほどで到着します。
行き方は、高速の沖縄自動車道か一般道の国道58号線を使います。
おすすめは一本道で行ける那覇から国道58号線のルート。58号線をひたすら北上し、「ローソン恩納万座毛入り口店」を左に曲がるだけ。めちゃくちゃカンタンに行けます。
アポガマまでは高速道路を使うのが早いですが、沖縄の景色を楽しみながらドライブするなら58号線で北上する方がいいです。すごく混んでなければ15分くらいしか変わりません。
58号線は海沿いを走るのでトロピカル感があって気持ちいいです。(通勤時間帯はしに混むのでナビ情報を確認して出かけましょう。)
ジンベイくん
ローソンを左に曲がると、のどかな緑の景色が広がります。ちょっと車を止めてサトウキビをパチリ。
グリーンと空の青さと雲の白さのコントラストが美しい。
アパガマの入り口の近く。
人気のないエリアに車を止めます。
この辺りは人がいないように見えますが、車上荒らしもあるそうです。カギはしっかりかけて、貴重品は外から見えないようにしておくか、身に着けておきましょう。
アポガマの入り口。
奥が見えないので知らなかったらまず入っていかないところでしょう。
この辺りは元米軍の所有で、米軍に所属しているダイバーもたくさん来るので彼らに向けた勧告があります。
実際に水難事故も近くで起こっています。海に入るときは気を付けましょう!
中へ入っていきます。
まったく手つかずの小道です。しかもV字になっているので安定感がありません。
入り口は凸凹していて最初の一歩から転びそうになりました。
とくに雨が降った後は、濡れた葉っぱが重なってめっちゃくちゃスベります!!
てかすべってコケて泥だらけになりました!
スニーカーやクロックスのようなすべらない靴で行きましょう。ヒールのある靴、ウェッジソール、革靴、ビーチサンダル、ゲタなどではムリです。転んで怪我する心配大です。
海辺までの距離は短く、1分も歩けばアポガマが見えてきます!(でも道がべちゃべちゃに濡れてるとなかなかたどり着きません)
目の前に青い海とどっしりとしたアポガマが広がります。
正面に行ってみます。
なんど自然にできた鳥さんとハートの窓が!
手前は浅瀬になっています。
中へ入って行くと・・・
岩の合間にきれいな深みとそこにはかわいい青いお魚さんたちが♪
手ですくえそうなところにたくさん!
そのまた先はコバルトブルーのスポットが。
ここならずっと座って見ていられる・・・
光が入っている穴の先は外海です。
外国人に人気のダイビングスポット
アポガマの英名は「Mermaid Grotto (Cove) マーメイドス グラット)」(=人魚の洞窟)。
英名も夢があってステキですね!
米軍に所属している人たちやその家族に人気で、わたしが行った日もたくさんの米軍のダイバーさんたちが潜りに来ていました。
アポガマでのシュノーケルを紹介している動画
ため息が出るほど美しい海中です。
アポガマの干潮を調べるなら、こちらのサイトが便利です。
ユニークな岩とエメラルドグリーンのアポガマ
ガマの周りを散策してみます。
砂のビーチとごつごつの岩が入り混じっています。
小さな子供さんにはちょっと危ないかな。
アポガマはとがった岩場が多く波もザバザバくるため、小さな子供連れにはおすすめしません。
手つかずの自然な感じがステキ。
サンゴの死がいがたくさん。
写真フレームとかクラフトに使いたくなります。
みどりと白のコントラストが美しい。
恋人たちの聖地でもあるアポガマ
はじめに紹介したように、アポガマの名前の由来は「恋人たちがここで落ち合う約束をしていた場所」と言われています。
ずっと昔からこのあたりのカップルはこんな感じで海を見ながら、ラブラブな会話をしていたのかもしれません。
アポガマにはハートの形にくぼんだ岩があります。
二人の足がピッタリ入ります。
行きにくい場所だけど、沖縄の海辺で二人っきりでイチャコラしたいときはピッタリな隠れ家的スポット!
MV撮影やウェディングの撮影にも
観光客はほとんどいないアポガマですが、ミュージックビデオの撮影やウェディングフォトの撮影の場として選ばれています。
アポガマでウェディングフォトを撮影をするサービスもあります。
https://www.onnawedding.net/spot/apogama/
一般には知られていないアポガマ
アポガマは国内外のダイバーには知られていますが、ダイビングをしない人にはほとんど知られていません。
たぶん、国道58号線から離れていることに加えて、道案内も看板も何もなく、駐車場もなければ入り口も知らなければわからないためだと思います。
やっとのことでたどりつた先に素晴らしい景色が広がる穴場スポットなのです。
とても美しい景色なのに一般に知られていないのは、アポガマに行きにくいのと合わせてこの一帯が元米軍の通信所だったこともあります。
アポガマのある場所は”恩納通信所跡地”とよばれ、20数年前までは米軍の所有地だったのです。返還はされていますが国有林に近いこともあってまったく手つかずでした。
そのため旅行者が近づくことはなかったのです。
注目:アポガマ2022年10月には「泳ぐな危険」の看板設置!
アポガマでは水難事故が増えており、2022年10月には「泳ぐな危険」の看板が設置されたそうです。
見るだけならとてもきれいな場所ですが、水に入るのは止めた方がよさそうです。波の高い日や雨の日などは近づかないようにしましょう。
また再三になりますが、子供連れにはおすすめしない足場です。
▼関連ニュース記事
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1607211.html
- クツはすべらないクロックスやスニーカー、履きなれた底の厚いサンダルなどで。
- ヒールなんかボロボロになります。
- トイレや水道、ゴミ箱など一切ありません。
- 街灯や明かりはまったくありません。
- 暗くなってからは足元がキケンです。
- ゴミはかならず持ち帰りましょう。
- 人気も少ない岩場なので子供には危険です。連れて行くのはおすすめしません。
- 路上駐車の車にはしっかりとカギを!
2027年フォーシーズンズホテルがオープン予定
さて、その”恩納通信所跡地”に2024~5年ごろ、あの超高級ホテル「フォーシーズンズ」がオープン計画が報じられています。
沖縄タイムス2024年3月5日付の記事より
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1318927
マレーシアでリゾートホテル運営や不動産開発などを展開する大手複合企業「ベルジャヤ・グループ」と世界的な高級ホテルブランドの「フォーシーズンズホテルズアンドリゾーツ」は2019年2月18日、恩納村の恩納通信所跡地に280室のリゾートホテル「フォーシーズンズリゾートアンドプライベートレジデンス沖縄」の開発計画を発表した。
完成まではおよそ4年を見込んでいる。ベルジャヤ・コーポレーションのタン・スリ・ダト・セリ・ヴィンセント・タン会長は「沖縄本島の中心という戦略的な立地にフォーシーズンズのブランド力と運営が加わることで、沖縄で最高峰のホテルになると確信している」とコメントした。
ホテルのオープンにより「アポガマ」に人が増えるのも時間の問題でしょう。せっかくの手つかずの自然のエリアが開発されてしまうのは残念でなりません。
しかしそれも時の流れ。
アポガマが気になる人は開発がはじまる前に、ぜひ、あのナチュラル・ビューティなビーチを目に焼き付けておいてくださいね。
アポガマの場所
〒904-0411
沖縄県国頭郡恩納村字恩納4484
レンタカーでアポガマに行こう!
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